日曜はジャンゴにて、マジョリカ企画の、今年最後の"居酒屋ライブ"でした。

このライブはノーチャージにて楽しめるのが特長で、
ライブハウスに出演する程の自信の無い、新人ミュージシャンへの
門戸を広げる、良い企画だと思っています。

俺が自分の企画としてHRNを立ち上げたのは2007年ですが、それ以前にも茂君と
「クロネコナイト」と「ロカビリーナイト」というイベントを2000年頃からやり、
それ以前にの1996年からはブレスにて、シャウト主催の「ロックンロールショウ」や
「オール・シェイキン・デイズ」というイベントを手伝っていました。

更に遡る事94〜96年頃は名古屋で活動していて、COOLSのライブを何度か企画しました。
振り返ればもう20年、ロカビリー&ロックンロールオンリーでライブの企画を
して来た訳ですが、ずっと意識していた事は「世代を繋ぎたい」という事でした。

自分達の10代・20代の頃は、CAROL、COOLSから始まり、
ストレイキャッツやブラックキャッツ、マジックなどの大スターが居て、
ファッションやライフスタイル的にもそれが最先端でした。

ヤンキー、暴走族、ロックンローラー。
当時の不良少年(良い意味で)は、それっぽいカッコをしていて、
見た目にも分かりやすかったものです。

いつしか時代は流れ、髪型やファッションなど、若い人たちには一目で不良と
分かる子が居なくなり、実際ロカビリー&ロックンロールのライブに行っても、
客層の平均年齢が、どんどん自分と同じ様に上がって行くのを感じていました。

もちろん時の流れには逆らえませんから、流行が移り変わって行く事は当然です。
しかしお店をやっていたり、イベントを企画している者にとっては、
大袈裟に言えばそれは死活問題です。

だから生き残るためには、世代を繋いで行かないといけないのです。
そして、日曜のマジョリカ居酒屋ライブです。
出演はHRNのレギュラーバンドの"シャウト"と、"THE CRY"でした。
"THE CRY"とは、バンド結成から、まだ半年も経っていない中学生のバンドです。

実はこのバンド、ボーカル/ギターは"シャウト"のドラマー・ヒロシ君の息子の
Aダイで中3。もうひとりのギターは"シャウト"のボーカル・HOSOE君の息子で中2。
そしてドラムとベースはAダイの同級生で構成されています。

8月に同じく居酒屋ライブにて初ライブを経験し、今回は年明けから
受験が本格化するのに控え、中学時代最後の記念のライブとして、
親御さんや同級生の友達などを集めて、盛大に行われました。

まずは「前座」のシャウトから、6時過ぎの早い時間からのスタートです。
"THE CRY"が出てくるまでに会場を暖めておきたかったので、
Aダイや、三河から駆け付けてくれたHITOMIさんらと、全曲踊りました。

中学生の子達も前に出て動いてくれると良かったのですが、
Aダイが2〜3人引っ張り出したものの、恥ずかしがってそれ以上は無理でした(笑)。

続いては飛び入り参加の"Unabilly"
居酒屋ライブは、飛び入り参加もアリなのが特長です。

TRampのウナビリーさんにとって中津川は第2の地元なんで、
リラックスした形で、エルヴィスにクラッシュ、オリジナル曲を熱唱。
何気に自分もウナさんの弾き語りを見るのは初めてでしたが、素敵でした。

そしてラストはいよいよ、本日のメインアクト"THE CRY"の登場です。
シャウトJr.の彼らとは、生まれる前からの知り合いで(笑)、
まだよちよち歩きの頃から、シャウトのライブや、HRNに遊びに来ていました。

幼い頃からライブやバンドに触れていても、自分たちが興味を持つのか、
バンドをやりたいと思うかは、彼らの意志次第です。
だけど彼らは、バンドをやりたいと思った訳です。

何と一曲目はラモーンズの曲。続いてカモン・エブリバディ。
とても今時の中学生の選曲とは思えませんが(笑)、
なかなかどうして、堂々とした演奏です。

続いてブルーハーツやモンパチの曲など、青春パンク系もいい。
MCではAダイがHRNの事なども話してくれて、おじさん感激。

ラストはリンダリンダで盛り上がり、アンコールはシャウトメンバーも
ステージに上がり、カモン・エブリバディを親子セッション。
なかなか幸せな光景を目の当たりにさせてもらいました。


自分もロックのイベントを続けて来て、積極的に若い子や、高校生のバンドを
出演させ、ギャップを埋めるべく努力をして来たつもりですが、
"THE CRY"の登場は、ようやく「世代がひとまわり繋がった」という事を示しています。

まだまだ彼らが自分たちで企画してイベントをやれる様になるまで、
我々はもう少し頑張らないといけません。

またこの日会場に居合わせたマジョリカオーナーの宮内さんや、
PAを担当してくれた加藤さんなどをはじめとした、先輩達がしてくれた様に、
自分達もより良い環境を作って、次の世代に渡してやらないといけません。

大きな時間の流れの中では、決して自己完結する事はなく、
自分のやってる事は歴史の一部に過ぎないと感じます。

自分達も目一杯楽しみながらも、こうして世代を繋いで行く事こそが、
与えられた使命なのかもしれません。

それにしても、昔はロックをやれば「不良」なんて言われて
顔をしかめられたものですが、こうして中学生がライブハウスの
ステージに立ち、親御さんまで集ってライブが出来るとは、
ロックを繋ぐ環境的には、良い時代になったと言えるかもしれませんね。